メンテナンスの基本
BMXをお乗りの方なら、絶対覚えておかなければいけないのが、メンテナンス方法ですね。
なかなか自分では、難しいという方や初心者の方にも何点か簡単なメンテナンス方法をご紹介いたします。
まずは、最初に揃えておかなければいけないのが、メンテナンス工具です。特別なものは用意する必要はありませんが、最低下記の工具は揃えておきましょう。
・六角レンチ(セットのものが良いでしょう)
・ラジェットレンチ
・ボックスレンチ(15、17、19サイズ)
・タイヤレバー
・モンキースパナ
・各種スパナ(セットで色々なサイズがあれば良いでしょう)
・ハンマー(ゴム製やプラスチック製)
以上のような工具を揃えておけばいざという修理にも使えると思います。
その他、ご自分で使えそうな工具があれば用意しといて下さい。
でわ、BMXのメンテナンスにはどのような種類があるのでしょうか?
代表的なものをご説明いたします。
まず、「パンクの修理」は必ず覚えておいた方が良いですね。
パンクしたタイヤのチューブを外し、その外したチューブに空気を入れてください。
次に、そのチューブを水を入れたバケツなどの中へ入れて空気が漏れている箇所を探します。
その場所がわかったら、チューブの空気を抜き取り、その穴にゴム製の接着剤をつけて、ゴムパッチを貼り付けます。
しばらく乾くのを待ってから、再度水の中に入れてみて空気の漏れを確認します。
問題なければ、タイヤをはめ直して終わりです。
この他に、BMXのメンテナンスには、ペダルの調整・ブレーキの調整・ハンドルの角度調整・フロントのガタツキ直しなどがあります。
最低限のメンテナンスは、定期的に行い安全で快適なBMXライフを楽しんでください。
メンテナンス方法
BMXは普通の自転車のようにおとなしく(?)乗るものではないので、過酷な競技などにも耐えられるように頑丈に設計されています。
ですがそうはいってもやはり調子が悪くなる時がないとはいえません。
そんな時にBMXのメンテナンスで簡単なものであれば自分で対応できるように知識を身につけておくと、いざという時にあわてなくて済みます。
そこでBMXで起こりがちなトラブルのメンテナンスの方法をいくつか取上げてみたいと思います。
BMXを購入してまず初めにトラブルが起こりやすいのはチェーンです。
乗り始めてしばらくすると、チェーンが伸びてたるんだ状態になってしまうことがよくありがちなようです。
チェーンの張り直しは簡単にできるメンテナンスですので、是非覚えておきましょう。
チェーンの張替えには、ソケットレンチが必要ですので、ナットなどのサイズを確認し、合うものを用意します。
準備ができたら片側ずつメンテナンスしていきます。
フレームとタイヤを片手で固定し、引寄せるような感じでペグをしっかりと締め直していきます。
片側が終わったら反対側も同様の要領でペグを締め直していきます。
ペグを締める場合には片手になることが多いと思いますが、最後には必ず両手でしっかりと緩まないように締め直すようにします。
この作業を何回か繰り返すことで自分の好みのチェーンの張り具合にすることができます。
チェーンを張り直した後は、左右のタイヤとフレームのすき間が均等になっているかどうかも確認しておきましょう。
重要なパーツ
BMXのパーツにはきちんと手入れをしないと怪我につながるものもありますので気をつけましょう。
ステムはフォークとハンドルバーを固定する重要なパーツです。
フラットランドのステムはほとんどが短く作られています。
フラットランドのフォークのパイプからハンドルバーの距離が一般的に25ミリから35ミリになっています。
ハンドルバーを替えるときはステムを外す必要があります。
ハンドルバーを取り付ける際にステムが緩んでいると、バニーホップをした時にハンドルバーが外れ、怪我をすることもあります。
ステムはがっちり締めつけるものとして覚えておきましょう。
また、BMXに欠かせないパーツとしてジャイロがあります。
ジャイロによってハンドルを回すことが出来ます。
ジャイロは後輪ブレーキと絡むことがないように設計されています。
BMXのフォークはタイヤを支えるパーツです。
フラットランドのフォークは小回りし易くするためにフォークの真下にタイヤが設置できる構造になっています。
ブレーキシューはリムを挟み込むことによってタイヤをストップさせるゴムの部分です。
メッキ加工をしたリムでなければあまりブレーキシューの効果は得られません。
ストリートにはあまり関係ないと思いますが、フラットランドの初心者ユーザーにとってはブレーキの効き具合は大切です。
幅が広いリムのバイクにはブレーキシューも幅の広いものがオススメです。
ブレーキシューにヤスリをかけて、ゴムの表皮を削ってから取り付けると効果がアップします。
クールストップ系列のシューのメーカーが人気が高いようです。
タイヤのメンテナンス
BMXのメンテナンスで、比較的トラブルが多い箇所は過酷なコースを走るタイヤです。
チェーンやタイヤなど、BMXでトラブルが起こりやすい部分のメンテナンスはその度にショップに持ち込むのも大変です。
地元でない遠くのコースに出掛けていた場合などは、BMXのメンテナンスができるショップを探すだけでも一苦労かもしれません。
最低限の知識を備え、常日頃からこれだけは必要と思われる工具は持って出掛けるようにすると安心です。
ここではBMXのメンテナンスの中で前輪のタイヤ交換の仕方の説明をしていきます。
BMXのタイヤ交換に必要な工具は、ソケットレンチやT型レンチ等、自分のBMXのホイールナットに合った工具とタイヤレバー、そして空気入れです。
レンチのサイズは様々ですが、まず大体のBMXが15〜21ミリのもので合うようです。
タイヤレバーがない場合には、ペンチの柄で代用させることも可能です。
最初に前輪を固定しているシャフトのナットを緩めていきますが、前ブレーキのあるBMXの場合には事前に空気を抜いておかないとブレーキをいじらないといけなくなってしまいますので、あらかじめ抜いておくと良いでしょう。
次にタイヤのミミを真ん中に落す感じでタイヤレバーを差込みミミをめくり、タイヤレバーをスライドさせていき外していきます。
片側のミミが外れたところでチューブは先に取り出しておくようにします。
古いタイヤが外れたら交換用のタイヤの片側のミミから入れていき、入ったらチューブがねじれないように注意しながら入れていき、全てのミミを入れます。
新しいタイヤが入ったら空気を入れる前にバルブがきちんと真っ直ぐになっているか確認するのも忘れないようにしましょう。
大丈夫であれば空気を入れ、元の状態まで組立てて完了です。